癒しのコラム

どうして人は音に癒しを感じるの?音がもたらす癒しの秘密とは?

ストレスフルな今だからこそ、疲れた心を音で癒そう

在宅勤務やテレワークなどで、今までとは違ったストレスを抱えがちな今、癒しを求める方が増えています。株式会社Crunch Styleが独自に行った調査(※1)によると、増加するおうち時間の中で大切なこと、重要視したいことの1位が「自分にとって癒しの時間など、心の健康」だとか。多くの方が、癒しを求めているようです。そこで今回は、おうち時間に手軽に取り入れられる「音」を使った癒しについて、なぜ音が人の心を癒やすのか、その理由や効果をわかりやすく解説します。

疲れた心を癒やすには「音」が効果的⁉

新しい日常や生活様式がスタンダードになりつつある今、変化に心がついていかずストレスを抱え、心が疲れている人が増えています。ストレスはうまく発散させないと様々な病気の原因になることも。そこで今注目されているのが、様々な癒し効果が期待できるグッズや体験です。動物の写真や動画を見たり、心地よい香りを生活に取り入れたり、ソロキャンプで自然に向き合う人もいれば、癒しの空間づくりにいそしむ方も増えています。

そして今、癒し効果が期待できるもの中でも、手軽に取り入れられると人気なのが「音」による癒し。お気に入りの音楽や、自然あふれる森の中の音や、川のせせらぎの音を聴くと癒される!と、YouTubeやサブスクでヒーリング効果のある音に注目が集まっています。

なぜ、人は音によって癒されるのでしょう?その秘密を解き明かしながら、上手な癒しの音の取り入れ方をご紹介します。

古代ギリシャ時代から音楽で心を癒やしていたって本当?

癒しと音の関わりは、なんと古代ギリシャの時代までさかのぼるのをご存知ですか?古代ギリシアの数学者、哲学者であるピタゴラスが、竪琴をひいて精神を病む人に聞かせたともいわれており、これが音楽療法のはじまりと考えらえています。また、古代ローマ時代の学者たちは、音楽を心の薬として患者の胸に大きな縦笛のような楽器を押し当て、その上で楽器を演奏することで、心の病を治療していたとの記録が残っているそうです。
現代においても、医療や福祉の現場で音楽療法が用いられているほど、音や音楽は私たちの心を深く癒してくれる欠かせない存在なのです。

人の心はどうして音に癒されるの?

いにしえの時代からわしたちの心を癒やしてきた音。音には薬のように、直接的な治療効果はないはずなのに、なぜ、癒されたと感じることができるのでしょう?
私たちは、美しい音楽はもちろん、波の音や、川のせせらぎ、風のそよぐ音、小鳥のさえずりなど、自然の中の音をきくと、いつの間にか心が癒されていきます。これは、自然の音には緩やかに変化する「1/fゆらぎ」(エフぶんのいちゆらぎ)」と呼ばれる特性があるから。「1/fゆらぎ」により、私たちは心地よいと感じ、疲れた心が癒されたと感じるのです。ちなみに、規則正しい機械音や人工的な風景には、1/fゆらぎが存在していないと考えられています。

「1/fゆらぎ」ってどんなもの?

「1/fゆらぎ」とは、”1/fゆらぎ(エフぶんのいちゆらぎ)とは、パワー(スペクトル密度)が周波数 f に反比例するゆらぎのこと。ただし f は 0 より大きい、有限な範囲をとるものとする。(出典:Wikipedia)”。
つまり、一定のようでいて、実は予測できない不規則なゆらぎの事で、居心地のよい空間と情報を与え、人の心を落ち着かせるといわれています。

例えば、電車に乗って座っているうちに、ついウトウトしてしまうことがありませんか?実は、電車の揺れが1/fゆらぎを発生させているため、緊張が解けてリラックスしてウトウトしてしまうんですね。また、モーツァルトの楽曲は、1/fゆらぎで進行するものが多く、癒しの楽曲として多くの方に愛されています。最近では、焚き火のパチパチとした音と、炎の揺らぎに癒されると人気になっていますが、これも1/fゆらぎを発生しているからと考えられています。
今、1/fゆらぎの効果はとても注目されており、小鳥のさえずりや、川のせせらぎの音を社内のBGMに使用する企業も増えていて、社員のメンタルヘルスの向上に役立てています。

1/fゆらぎについては、現在研究が進められている最中のため、まだまだ未知の部分もありますが、心拍の音も1/fゆらぎを発生させていることが解明されています。自然に胎内で守られてた時のことを思い出して、心が癒されているのかもしれませんね。

心を癒やす1/fゆらぎの上手な取り入れ方

私たちの心を癒やす効果が期待できる1/fゆらぎ。では、どんな時に1/fゆらぎをもつ音を聴くのが効果的なのでしょうか?
より効果を感じやすい上手な取り入れ方をご紹介します。

  1. 睡眠前
    お休み前に、波の音や川のせせらぎ、クラッシック音楽を流したり、1/fゆらぎ効果のあるLEDライトのキャンドルの光を見つめてみましょう。ゆったりとした気持ちになり、睡眠の質の改善が期待できます。
  2. 通勤・通学時に
    電車の中ではついついスマホに目を落としがちですが、時には目を閉じて電車の振動に耳を傾けてみましょう。会社や学校でのストレス軽減が期待できます。
  3. 集中したい時に
    どうしてもいま集中したい!というときにも1/fゆらぎは効果的。特に、13時から15時の間は集中力が落ちやすい時間。集中が途切れたなと感じたら、ヒーリングミュージックをかけたり、窓の外の小鳥のさえずりに耳を傾けて、気持ちを切り替えましょう。

もちろん、心が疲れたと感じたときや、気が高ぶりすぎた時など、時間や場所を選ばず1/f揺らぎを持つ音に耳を傾ければ、心が落ち着く効果が期待できます。いつでも気軽に聞けるよう。スマートフォンや音楽プレイヤーに、お気に入りの1/fゆらぎの音を入れておくのもおすすめですよ。

癒しの音を上手に取り入れて、ストレスから解放されよう!

今回は、音が持つ癒しの効果について解説してきました。まだまだ未知の部分もある音の癒し効果ですが、心地よいと感じることはストレス解消の第一歩になることは間違いありません。気持ちが沈んでしまったときや、どうしても前を向けない時、自然の音に包まれるだけでこわばっていた心がスーッと癒すことができます。生活の中に上手に癒しの音を取り入れて、ストレスから解放されましょう!

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