癒しのコラム

見習いたい!環境先進国ドイツが行っていることとは?

環境先進国と呼び声の高いドイツ。1970年代から、環境問題と真摯に向き合い、様々な問題を解決してきました。

環境問題ともかかわりが深い「SDGs」 が注目される今だからこそ見習いたい、世界でも有数のドイツの環境に対する取り組みをご紹介します。
 

ドイツが環境先進国になるきっかけって?

ドイツというと、ビールやソーセージを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

もちろん、どちらもドイツを代表するものですが、「環境先進国」としても世界的に知られています。

ドイツの基本法の中では「次世代のために自然を守る責任がある」とうたわれているほど、環境に対する意識が高い国。

ここまで、環境に対する意識が高まったのは、1970年の大気汚染が原因の酸性雨で森林の消失が発生したことです。

さらに、ライン川の汚染などが続き、自然が破壊されているのを目の当たりにしたドイツの人々は、国を挙げての環境保護へと舵を切りはじめます。

1970年代の後半~80年代、さらに1990年代初頭にかけて、ドイツは積極的に環境問題の改善に取り組み、1994年には、先にご紹介した基本法の中に「自然への責任」を明記するなど名実ともに「環境先進国」として、名をはせることになりました。

 

ドイツの取り組み (1)環境教育

ドイツでは、未来を担う子供たちに対して、しっかりとした環境教育を行っています。

ドイツ各地には「森の学校」と呼ばれる、地域の自然保護や環境教育を行うエコセンターで、幼い子供向けのプログラムが開催されるなど、学びの場が用意されています。

また、学校でも授業で環境問題を取り上げるのはもちろん、環境に配慮した校舎づくりや、校庭づくり、森林での自然体験を通じて、環境を守りつづける大切さを幼いころから学ぶことができます。

 

ドイツの取り組み (2)屋上緑化運動

大気汚染問題が懸念化される前の1960年代から、ドイツでは「屋上緑化」に力を入れてきました。

1975年にはガイドラインが生まれ、毎年、1000万平方メートルも増え続けているほど、浸透しています。

また、緑地化対策として、「緑地を使用して建築物を建てた場合、失われた分の緑地を他で補うこと」が建築法で定めらています。
 

ドイツの取り組み (3)リサイクルシステムの確立

ドイツでは、ペットボトルの飲料を購入すると、デポジットがとられるのをご存知でしょうか?

スーパーなどで購入すると、1本につき25セントから50セントのデポジットが加算されています。

空になったペットボトルは、スーパーの入り口にある回収機に投入すると、デポジットがクーポンなどで返却される仕組みをとることで、リサイクル率を上げるだけでなく、ポイ捨てなどを抑制することができています。

また、ドイツのごみは収集式なのですが、分別は非常に細かく分かれています。

大型のごみは住民が、収集センターに持ち込み、細かく分別されたコンテナに捨てています。

収集センターには、リサイクルボックスもあり、まだ使えるものは廃棄せず、ドイツ国内外で再利用される仕組みをとっています。

様々なリサイクルシステムを作り上げ、そして活用することで、リサイクル率が日本は19%程度に対して、ドイツでは65%以上を実現してます。

 

持続可能な社会を実現するために、見習いたいドイツの取り組み

今回は、環境先進国ドイツの取り組みについてご紹介しました。

ドイツの環境対策は、国のトップだけでなく、国民全体で環境問題と向かい合うことで実現できていることがわかりますよね。

私たちの次の世代に美しい地球環境を残すためにも、今こそ一人一人が環境に対する意識を変えることが大切なのではないでしょうか。

ちなみに、私たちがお届けしているzwitscherbox(ツヴィッチャーボックス)の製造元である、ドイツのメーカーRelaxound社は、「1% for the Planet」活動に賛同しており、売上の1%を承認された環境保護団体に寄付しています。

実は、お手元のzwitscherbox(ツヴィッチャーボックス)を通じて、あなたも持続可能な社会を作り上げる活動に参加されているのです。これをきっかけに、ぜひ身の回りの環境問題にも意識を向けていただければ嬉しいです。
 

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